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速報(JS-Weekly)

医療・介護制度改⾰、年末に取りまとめへ

#全世代型社会保障構築会議 #医療・介護制度改⾰ #2040年ごろの高齢化ピーク

 政府の全世代型社会保障構築会議は5月27日、医療・介護制度の改⾰を巡る議論の進め方を決定した。2023年末に閣議決定された改⾰工程に基づき、医師偏在対策などのメニューを年3回程度議論し、年末に一定の取りまとめを行う予定。

改⾰の進行方針

 構築会議の改⾰工程では、令和10年度までに実施する医療・介護制度の改⾰を着実に進めるため、年度ごとの予算編成過程でその年度に実施すべき施策を検討・決定することとされている。この日の会合では、翌年度の改⾰の進め方について、毎年一定の取りまとめを行うべきだとの意見が出た。

主な改⾰メニュー

  2023年末に決定された改⾰工程には、以下のメニューが含まれている。

  • 医師偏在対策
  • 医療提供体制改⾰の推進
  • 医療DXによる効率化・質の向上

年末の対応と報告

 内閣官房では、具体的な対応を検討中。構築会議では、厚生労働省から年3回程度、改⾰の進捗状況の報告を受ける予定。報告のタイミングとして、政府が骨太方針を決定する前、各省庁が翌年度予算の概算要求を行う9月、そして政府予算案の編成作業が本格化する年末を想定している。

今後の展望

 5月27日の会合では、2040年ごろの高齢化ピークを見据えた新たな地域医療構想や医師偏在対策の検討状況について、厚労省から報告がなされた。武見敬三厚労相は、特定の地域や診療科への医師の偏在を是正するため、医師の派遣・配置計画を地域ごとに明確化する方針を示した。診療報酬などの経済的インセンティブや規制的手法を組み合わせ、必要な医師を確保・配置するための対策を検討する方針。

参考資料: https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai18/gijisidai.html