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速報(JS-Weekly)
社会福祉法人の経営動向、特養ホームの活動収支DIが下降
#社会福祉法人経営動向 #社会福祉法人のサービス活動収支DI #福祉医療機構の調査
福祉医療機構が発表した「社会福祉法人経営動向調査」によると、2024年3月時点で特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人のサービス活動収支DI(Diffusion Index)は、前回の2023年12月調査から5ポイントの減少を見せ、マイナス6に落ち込んだ。これは12ヶ月ぶりの下降であり、今後3ヶ月の見通しもマイナス9とさらに悪化する見込み。
この調査は、特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人を対象に、福祉医療機構が四半期ごとにオンラインで行っている。3月の調査は1日から22日にかけて実施され、登録している530法人中376法人(回答率70.9%)が参加した。
参加法人はサービス活動の収支状況を「黒字」「収支均衡」「赤字」の三択で回答し、黒字と赤字の差をDIで示している。
また資金繰りDIは、3月時点で前回比1ポイント減少しマイナス20となり、3ヶ月後の見通しはさらに10ポイントの減少が予想される。従業員数DIについては横ばいのマイナス67を記録し、従業員不足の状態が続いているが、今後3ヶ月で11ポイントの減少が予測されている。
経営上の課題では、「職員確保難」が72.9%と最も多く、前回から0.7ポイントの減少。「人件費の増加」が次いで62.5%で1.1ポイントの増加、「人件費以外の経費の増加」が56.1%で1.9ポイントの減少が記録された。これらのデータから、社会福祉法人の経営環境が一層厳しさを増していることが窺える。
参考資料: https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/sh_survey_202403.pdf