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速報(JS-Weekly)
〈厚生労働省〉
第240回介護給付費分科会、令和5年度調査報告および令和6年度事業内容が示される
JS-Weekly No.920
#効果検証 #調査研究 #介護報酬改定
厚生労働省は3月18日、「第240回社会保障審議会介護給付費分科会」を開催した。
当日は、令和5年度調査の結果についての報告の後、令和6年度介護報酬改定の効果検証や調査研究についての予定や実施内容について厚生労働省より示され、議論が交わされた。
議題は以下の通り。
- 令和3年度介護報酬改定の効果検証及び調査研究に係る調査(令和5年度調査)の結果について
- 令和6年度介護報酬改定の効果検証及び調査研究に係る調査(令和6年度調査)の進め方及び実施内容について
- 今後の新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて
- 令和5年度介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会の結果について(報告)
古谷参与、今後の新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて意見
なお、本会から委員として出席した古谷参与は、以下の意見を述べた。
今後の新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて
新型コロナウイルス感染症に関しては季節性インフルエンザなどと同様に、原則として臨時的な措置は廃止される。しかしながら、厚生労働省が示す「新型コロナウイルス感染症に感染した場合の対応について」では、高齢者施設においては高齢者の中に重症化リスクを有する者が多く存在することを考慮し、高齢者やハイリスク者との接触を控えるよう求められている。
このため、多くの施設では、職員やその家族が新型コロナウイルス感染症に罹患した場合、出勤を制限するなどの対策が取られている。この状況を考慮すると、人員基準の緩和に関しては臨時的な取扱いを継続することが適切だ。
また、高齢者施設における「新型コロナウイルス感染症に感染した場合の考え方について」において今後の対応について対応策を示していただきたい。