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速報(JS-Weekly)
〈内閣府〉
末期がんの患者では、要介護認定が迅速にできる仕組みが必要
JS-Weekly No.920
#要介護認定 #ワーキング・グループ
末期がんの患者に、現行の要介護認定が対応できていないと問題提起
内閣府の規制改革推進会議は3月14日、「第8回 健康・医療・介護ワーキング・グループ」を開催し、要介護認定の迅速化・正確性確保をテーマに議論した。現在、要介護認定の申請から認定までに要する日数は、各自治体の平均で40日前後かかっている。また、今後の申請件数の増加によりさらに日数が増える恐れもある。会議では、特に末期がんの患者に現行の要介護認定が対応できていないとして、次のような意見が出た。
- 末期がんでは、ADLの低下、病状の進行スピードが他の疾患と比べて著しく速い。主治医意見書が入った時点で、要介護認定の即日承認をする仕組みを整えるべき
- がんのように治癒が難しい場合、結果の予測が簡単なため、医療者を介した要介護認定の申請時点で要介護度を評価する仕組みが必要
厚生労働省の担当者は、さまざまな意見に対し、「医師から介護への橋渡しがどううまくいくかという観点から考えたい」とした。