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速報(JS-Weekly)

〈厚生労働省〉

第111回介護保険部会が持ち回りにて開催される

JS-Weekly No.911

#介護保険料負担 #高齢者虐待

 厚生労働省は1月17日、「第111回社会保障審議会介護保険部会」を持ち回りにて開催した。

 議題は以下の通り。

  1. 令和6年度 介護納付金の算定について(報告)
  2. 令和4年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果について(報告)

小泉副会長、介護保険部会に議題についての意見を提出

 本会からの委員である小泉副会長は、以下の意見を提出した。

本会(小泉副会長)の意見

令和6年度 介護納付金の算定について(報告)について

 「第1号保険料と比較して、第2号保険料の伸率が上回っています(平成12年との比較では、1号保険料:第9期分は未確定であるが2.07倍、2号保険料:3.02倍)。第2号保険者の人口減少を考慮すれば、この状況は避けられないものと言えます。ただし、第2号保険者の負担増に注目すると、介護保険制度自体の給付と負担に関して再考する時期が到来すると考えられます。」

令和4年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果について(報告)について

 「虐待に関する調査結果から見て、非常に残念な状況であり、私たち事業の担い手は厳格な要因分析を実施し、未然防止に最大限の力を注ぐ必要があります。虐待の発生要因には記載通り、教育・知識・介護技術の課題、ストレスによる感情コントロールの問題、組織風土や職員間の関係、管理体制などが挙げられています。これらの要因が明確であっても、予防や防止措置が不十分なのは、本当の問題点がどこにあるのかという点に結びつくでしょう。そして、近年の虐待件数の増加は、新型コロナウイルス感染症の影響も大きいと考えられます。経営者によるマネジメントや職員の資質の向上・心のケアが課題となっていると思われます。」

 また、以下の参考資料リンク先にて、他の委員から提出された意見についても閲覧可能。

参考資料