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速報(JS-Weekly)
〈厚生労働省〉
高齢者虐待防止法に基づく対応状況等調査結果(令和4年度)を公表
JS-Weekly No.909
#高齢者虐待
養介護施設従事者等、養護者とも相談・通報件数は過去最多
厚生労働省は12月22日、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」(高齢者虐待防止法)に基づく、令和4年度の対応状況等に関する調査結果を公表した。
養介護施設従事者等による虐待についての主な結果は次の通り。
- 相談・通報件数は2795件(対前年度405件[16.9%]増)、虐待判断件数は856件(対前年度117件[15.8%]増)。共に過去最多、2年連続で増加している。
- 相談・通報者で多かったのは、当該施設職員(27.6%)、当該施設管理者等(15.9%)。
- 虐待の発生要因は、教育・知識・介護技術等に関する問題(56.1%)が最も多く、そのほか、職員のストレスや感情コントロールの問題(23.0%)、虐待を助長する組織風土や職員間の関係の悪さ、管理体制等(22.5%)など。
- 施設・事業所の種別では、特別養護老人ホーム(32.0%)、有料老人ホーム(25.8%)、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)(11.9%)の順。