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速報(JS-Weekly)

〈総務省〉

10人に1人が80歳以上、高齢化率は29.1%で過去最高

JS-Weekly No.896

#人口推計 #高齢者人口 #高齢化率

高齢者人口は3623万人で、昭和25年以降初めての減少

 総務省統計局は9月17日、「敬老の日」にちなんで9月15日現在の高齢者人口推計を発表した。

 推計によると、日本の高齢者人口は昭和25年以降初めて減少し、3623万人(前年比1万人減)であった。その内訳は男性が1572万人、女性が2051万人。75歳以上人口は2005万人(前年比72万人増)で、初めて2000万人を超えた。80歳以上は1259万人(前年比27万人増)で、初めて「10人に1人」に達した。一方で、出生数の減少などから、総人口に占める割合(高齢化率)は29.1%(前年比0.1ポイント増)で過去最高を記録した。

 2022年時点の高齢就業者数は912万人(前年比3万人増)、就業者総数に占める高齢就業者の割合は13.6%(前年比0.1ポイント増)、就業率を年齢階級別にみても、65〜69歳が50.8%、70〜74歳が33.5%で、いずれも過去最高であった。

 総務省は、「人手不足などを背景に、今後も働く高齢者の増加傾向は続いていくとみられる」と推測している。

参考資料