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速報(JS-Weekly)
〈厚生労働省〉
夏の新型コロナ拡大に備え、入院体制の確認などを周知 高齢者施設は引き続きワクチン接種など感染対策の徹底を
JS-Weekly No.887
#新型コロナ #増加傾向 #事務連絡
入院先決定の優先順位など、事前に合意形成を図ることが望ましい事項を整理
厚生労働省は7月14日、都道府県・指定都市・中核市の介護保険担当主管部(局)宛てに「今夏の新型コロナウイルス感染症等の感染拡大に備えた保健・医療提供体制の確認等について」の事務連絡を発出。今夏の新型コロナの感染拡大に備えての対応について周知した。
基本的考え方として、新型コロナの5類移行後の感染拡大局面では特に入院の必要な患者が確実に入院できる体制が重要として、あらかじめ次の点について関係者間で合意形成を図っておくことが望ましいとした。
- 入院先決定の優先順位(重症者優先等)
- 移行計画において見込んだ入院受け入れ医療機関の速やかな拡充
- 地域における医療機関間の役割・連携の明確化
→症状の悪化の際の転院を担う医療機関、特別な配慮が必要な患者、外国人等の受け入れを担う医療機関など、5類移行後の役割分担 - 高齢者施設等における適切な感染制御と医療との連携
高齢者施設は、引き続き感染対策の徹底を
厚労省では、オミクロン株ワクチンの接種など高齢者施設等における感染症への対応については3月17日付事務連絡で、感染対策として特に重要な点については4月18日付事務連絡で示している。
都道府県等には、これら感染対策が徹底されるよう施設に働き掛けるとともに、高齢者施設における行政検査の考え方や感染制御・業務継続支援チームの派遣を要請するフロー、医療機関に往診・派遣を要請する流れなど、高齢者施設内での感染発生時の対応体制の再確認などを要請した。