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速報(JS-Weekly)

〈認知症〉

アルツハイマー型認知症に伴う行動障害治療薬「レキサルティ®️」を年内に承認申請

JS-Weekly No.885

#認知症 #行動障害治療薬 #レキサルティ

本邦初のアルツハイマー型認知症に伴う行動障害治療薬承認申請へ

 大塚製薬株式会社は6月27日、国内での臨床試験(治験)で、抗精神病薬「レキサルティ®️(一般名:ブレクスピプラゾール)」がアルツハイマー型認知症に伴う行動障害※の治療薬としての有効性を確認できたと発表した。

 レキサルティ®️は同社が創製した抗精神病薬で、日本を含めた60以上の国や地域で統合失調症治療薬として使われている。去る5月には、米国で初のアルツハイマー型認知症に伴う行動障害の治療薬として、米食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)から効能追加の承認を得ている。同社は、令和5年後半には厚生労働省に対し、効能追加申請を行うとしている。承認された場合、本邦初のアルツハイマー型認知症に伴う行動障害治療薬となる。

※アルツハイマー型認知症に伴う行動障害とは
徘徊や同じ動作の反復などの活動亢進、攻撃的発言または攻撃的行動のうち少なくとも1つ以上の症状があり、患者さんの日常生活、社会生活、人間関係のいずれかに支障を来した状態のこと(国際老年精神医学会)。

参考資料