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第2回全国老人福祉施設大会・研究会議 ~JSフェスティバル in 岐阜~ テーマ決定 ほか
2023.06 老施協 MONTHLY
第2回全国老人福祉施設大会・研究会議
~JSフェスティバル in 岐阜~ テーマ決定
POINT
- 大会テーマ:介護新時代 現場革新による新たな価値の創出
~支える、守る、創る 介護現場が担う社会的役割の発信~
5月16日の第1回大会・フォーラム委員会では、「第2回全国老人福祉施設大会・研究会議~JSフェスティバル in 岐阜~」の開催準備に向けた進捗状況報告と各種検討事項についての話し合いが行われた。
これまで大会・フォーラム委員会で検討し、常任理事会で承認された決定事項は次の通り。
- 大会テーマ
「介護新時代 現場革新による新たな価値の創出 ~支える、守る、創る 介護現場が担う社会的役割の発信~」 - 全体会および分科会プログラム
- 「女性視点での働き方や職場環境改善に関するプログラム」は、大会・フォーラム委員会が担当(タイトルやゲスト、具体的内容は今後検討)。現場職員に女性が多いこともあり、女性の視点を生かした働き方などについての発信の場をつくること、新たな大会イメージの創造を目指す。
改めてタイムスケジュールを見直し、会場スペースや時間を最大限に有効活用できるよう、検討を重ねている。また、2日目に予定しているイベントの内容やゲストについても検討をしている。
なお、令和6年以降の開催担当ブロック持ち回り順は既に決定しており、次回は近畿ブロックで、開催は滋賀県。そちらの準備も並行して進めていく。
地域包括支援センター職員状況等調査実施に向けた検討
第10回全国老人ホーム基礎調査結果の取りまとめ
POINT
- 地域包括支援の制度と現場のズレを明らかにし諸課題の解決策提案へ
- 全国老人ホーム基礎調査の報告書およびサマリと調査の在り方を検討
5月23日の第1回老施協総研運営委員会では、まず、地域包括支援センター職員状況等調査について検討した。センターにおける現行制度と現場とのズレを明らかにし、諸課題の解決・改善策を検討するため、地域包括支援センター受託法人に対し調査票を送付して調査を行う。7〜8月に調査を実施し、9月上旬には結果(速報)をまとめ、介護報酬改定に対する要望のエビデンスとする予定。結果公表は10月ごろを予定している。
第10回全国老人ホーム基礎調査については、令和4年10月11日から調査を開始。回答率が伸びず、段階的に期間を延長、12月31日を最終回答受付日として報告書およびサマリを作成中(回答率は30.6%)。最終版のデータ納品は令和5年6月30日。第1回全国老人ホーム基礎調査ワーキングチーム(5月15日)では、今後の本調査の在り方についての検討も行われた。
また、「老施協.com」の談話室機能を活用した認知症ケアの普及啓発事業について報告があった。認知症ケアに関する投稿に認知症介護指導者が助言等のコメントをする仕組みを作ることで、アプリの有用性を感じてもらうとともに、談話室の活性化を図っている。その内容から「認知症ケア事例集」を作成し、HPに掲載。認知症ケア事例集については今後も更新していく。
令和4年度収支状況等調査を実施
前年度調査結果を用いた経営戦略セミナーを開催
POINT
- 介護報酬改定の前年度。本会の要望における基礎データに
- 令和3年度調査結果を活用し自施設の経営状況把握と経営戦略を支援
5月16日に開催した第1回特別養護老人ホーム部会では、まず「令和3年度収支状況等調査」について、調査結果の点検を行い、集計誤りがないことが確認され、調査結果が4月末に再公開されたと報告があった。
「令和4年度収支状況等調査」については、今年度の調査スケジュールが示された。6月末に特養・養護・軽費の会員施設に対し調査協力案内を送付し、7月~8月を調査期間として設定。令和6年2月~3月に調査結果を公表する予定としている。
また調査項目については令和5年度介護事業経営実態調査の追加調査項目となる特別損益等を踏まえ、追加・削除項目が議論された。
今年度は介護報酬改定の前年度となり、本調査結果が介護報酬改定等に向けた基礎データとなることから、調査への協力をお願いしたい。
6月下旬からオンデマンド配信予定としている「経営戦略セミナー」については、施設運営における収支状況等調査の調査結果の活用や介護報酬改定の動向をテーマとしている。受講対象施設は令和3年度収支状況等調査に回答した特養および会員施設(特養のみ)となり無料で視聴可能。6月中旬頃対象施設に対し視聴に関する案内が送付される予定。
取材・文=早坂美佐緒(東京コア)