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速報(JS-Weekly)

〈政府〉

デジタル庁にマイナンバー情報総点検本部を設置

JS-Weekly No.884

#マイナンバー #総点検 #保険証廃止 #資格確認書

マイナンバーによる情報連携の正確性確保に向け、今秋までに必要な点検を行う

 政府は6月21日、「マイナンバー情報総点検本部」をデジタル庁に設置した。

 厚生労働省および総務省において、点検を着実に進める体制を整備する。厚生労働省は、関連する全ての部局が参画した点検チームを設置し、個々の施策に係る総点検を実施。総務省は、マイナンバーのひも付けに関する総点検の推進を新たな業務に位置付け、自治体との連絡調整を実施する。こども家庭庁、総務省、財務省、文部科学省の職員は、総点検本部の職員を併任し、厚生労働省の点検チームと協力してそれぞれの所管業務の点検を推進する。

今後のスケジュール
時期 対応
7月中
  • 各省庁からひも付け実施機関に対し、現状のひも付け方法について確認を行う。
原則として秋まで(8月末に中間報告をする)
  • 上記の確認結果を踏まえ、全ての個別データの総点検が必要なケースを整理する。
  • 総点検が必要なケースに該当する場合には、ひも付け実施機関に対し、①全データの点検、②誤ひも付けの修正、③情報漏洩の有無に関する調査などを実施し、その結果の公表を求める。

岸田首相、保険証廃止に伴う医療・介護関係者の不安対応を指示

 マイナンバーの総点検と併せて、岸田文雄首相は、来年秋に予定する現行の健康保険証の廃止(=マイナンバーカードと保険証の一体化)に向けて、医療・介護関係者の不安を払拭するための対応を加藤勝信厚労相に指示した。

 ただ、この健康保険証の廃止については、現行の健康保険証、マイナンバーカードと一体化した保険証(=マイナ保険証)、マイナ保険証を持たない人に発行される資格確認書という3つの書類が混在することでさらなる混乱を招くおそれもあるなど批判も多い。