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速報(JS-Weekly)
〈政府〉
日本版CDC「国立健康危機管理研究機構」の設立法が成立、令和7年度以降に設立へ
JS-Weekly No.881
#感染症危機管理 #新たな専門家組織
国立感染症研究所と国立国際医療研究センターを統合、政府と連携し迅速な対応につなげる
新たな感染症危機に備え、「国立健康危機管理研究機構」を設立するための法案が5月31日、参院本会議で賛成多数で可決、成立した。成立した法律は、基礎研究などを行う「国立感染症研究所」(感染研)と臨床医療を行う「国立国際医療研究センター」(NCGM)を統合し、新たな専門家組織として「国立健康危機管理研究機構」を創設するもの。設置は令和7年度以降の見通し。
国立健康危機管理研究機構では感染症等の情報分析・研究・危機対応、人材育成、国際協力、医療提供等を一体的・包括的に行い、得られた科学的知見は、政府の司令塔組織となる「内閣感染症危機管理統括庁」(9月に内閣官房に設置)や厚労省に新設される感染症対策部に提供する。政府の迅速な政策決定や対応につなげる狙いがある。