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速報(JS-Weekly)

〈全国老施協〉

全国老施協、介護ICT導入に関するガイドラインを作成

JS-Weekly No.859

#介護ICT #ICT導入 #ガイドライン

初のガイドライン作成でICT導入を後押し。公表は令和5年1月のJSフェスティバル

 全国老施協は、令和3年9月から「全国老施協版介護ICT実証モデル事業」を実施。令和4年10月に取りまとめを行ったが、その成果物として「介護ICT導入に関するガイドライン(仮)」(以下ガイドライン)を作成している。令和5年1月に開催する「第1回全国老人福祉施設大会・研究会議~JSフェスティバル in 栃木~」で公表する予定。

 ガイドラインの基となった「全国老施協版介護ICT実証モデル事業」では、全国8ブロックから各1施設を選出し、主に見守り機器と介護記録システムを導入。モデル施設では、事前に明確化した、目指す姿と課題解決に向けて事業を展開、導入前後の介護職員の業務量の変化をタイムスタディによって、見える化することにも取り組んだ。

ICT導入を円滑に進める留意点などを解説

 ガイドラインでは、4つのステップ(①導入前の方針決定、②機器の選定、③導入、④活用・定着)ごとに円滑に進めるためのポイントを解説。導入はしたが活用できていないといった失敗を防ぐための留意点もまとめている。

 全国老施協のロボット・ICT推進委員会委員長である中山辰巳氏は、「将来的に人材の争奪戦は激しさを増すものと見られ、ICT導入による効率化等は不可欠。できるだけ早期に導入し、経験を積んでほしい」と各施設に呼び掛けている。