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速報(JS-Weekly)

〈厚生労働省〉

介護DBオープンデータの公表~来年11月には「LIFE」公表へ

JS-Weekly No.859

#介護DB #LIFE

介護DBをオープンデータとして公表

 厚生労働省老健局は12月12日、介護保険総合DB(介護DB)をオープンデータとして公表する方針を示した。これまで介護DBに関しては、介護給付費等実態統計として公表されているものの、要介護認定の結果等に係るデータは公表されておらず、オープンデータとして公表する意義は大きい。

 この介護DBオープンデータの作成目的は、①多くの人々が介護DBデータに基づいた知見に接することができるよう、介護DBデータを用いて、「介護給付費等実態統計では公表されていない内容」という観点で基礎的な集計表を作成したうえで公表する、②介護DBデータに基づき、介護サービスの提供実態や要介護認定情報等のデータを分かりやすく示す、ということにある。

年内に匿名要介護認定情報、来年11月ごろには匿名LIFE情報も公表予定

 まず第1弾として、次のような匿名要介護認定情報を年内に公表する方向である。

対象期間 平成30年度、令和元年度
公表項目
  • 基礎的な項目(申請区分、一次判定結果、二次判定結果、基準時間等)
  • 認定調査項目(74項目)・障害高齢者自立度 ・認知症高齢者自立度
  • 匿名介護レセプト情報との突合率
  • 前回と今回との二次判定結果のクロス集計

 そして、来年11月ごろには第2弾として、次のような匿名要介護認定情報と匿名「LIFE」(科学的介護情報システム)情報を公表する見通しである。

匿名要介護認定情報 匿名LIFE情報
対象期間 令和2年度、令和3年度 令和3年度
公表項目
  • 基礎的な項目、認定調査項目
  • 障害高齢者自立度、認知症高齢者自立度
  • 匿名介護レセプト情報との突合率
  • 前回と今回との二次判定結果のクロス集計
  • LIFE関連加算ごとのサービス事業別算定状況
  • 科学的介護推進体制加算に関連する項目のうち、基礎的な項目・主要項目(ADL、栄養、口腔衛生、認知機能等)

参考資料