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速報(JS-Weekly)

〈全国老施協〉

中堅介護職員向け研修が好評、求められる「役割」を再確認

JS-Weekly No.849

#中堅介護職員 #新しい役割 #チャレンジ #研修

中堅介護職員に求められる「役割」とは何かを確認する研修を実施

 全国老施協主催による「令和4年度 中堅介護職員向け研修」が10月4日、オンラインで開催された。今回の研修は、株式会社リクルート HELPMANJAPANプロジェクトと連携したプログラム。グループディスカッションやワークを中心に6つのセッション(自己紹介、役割を考える、視点を変える、期待を考える、今後に向けて、まとめ・アンケート)を通して、求められる役割を確認し、仕事・職場を見る新しい視点、新しい役割を広げる。そして仕事・職場で取り組むチャレンジを決めることが目標となる。

 研修では、まず、オリエンテーションとして、3〜4人のグループに分かれて自己紹介し、グループメンバー同士の理解を深めていった。

「役割を考える」セッションでは、セルフチェックのあとグループで結果の共有・意見交換を行い、中堅介護職員に求められている8つの役割を確認。それを日常業務の遂行、人材の育成・定着、業務プロセスの改善、チームワークづくりの4つの役割領域に落とし込んでいく。役割領域では、日常業務の遂行は多くの人が実行できていたが、人材の育成・定着や業務プロセスの課題が見えてきた。

自分の強みを生かし、これから職場で実践したい1か月の目標とチャレンジを記載

 研修後半は、ケース集(服薬忘れ、パートスタッフの不満、ご家族からのクレーム)を活用したグループディスカッションを行った。管理者の立場に立って、とるべき役割、問題と原因を分けて考えること、直接的な原因から順番に解決を考えること、目的共有の重要性、良いチームの4条件(風通し、信頼感、目的共有、協力意欲)などを学んでいった。

 さらに、チームメンバー全員の応援メッセージも作成。その人の強み・持ち味・らしさ、今後に向けて期待したいこと・応援したいことを記載し、メンバーと交換した。

 最後の総まとめとして、「役割拡大チャレンジシート」に、これから担いたい・広げたい役割と内容、明日から1か月間の目標とチャレンジを記載し、グループメンバーに決意表明。今求められている役割を継続的に広げ、業務に生かしていくことを改めて確認した。