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〈全国老施協〉
デイサービス事業継続等相談支援 第2回集団コンサルを開催
JS-Weekly No.844
#デイサービス #経営改善 #コンサル
実際にワークや意見交換を行い「チーム」の必要性を再認識
全国老施協デイサービス部会は8月24日、デイサービス事業継続等相談支援(オンライン)の第2回を開催した。同事業では、25のデイサービス事業所が、株式会社TRAPE(トラピ)の指導による全6回のコンサルティング(集団指導方式)と個別相談を受け、経営改善計画の策定と実践を目指す。
第2回のテーマは「現状把握(課題の全体像)」
参加者は、第2回までの「事前準備」として、第1回(7月25日)のワークで行った自事業所の目指す姿や、地元の人口と要介護者数、近隣のデイサービス等の情報を取りまとめたほか、「自社デイサービス経営に関する課題」を挙げたうえで当日を迎えた。
当日は冒頭、前回の内容の振り返りを行った後、介護経営における因果関係の理解として、ワークシートの因果関係図に参加者それぞれが自事業所の課題を落とし込んだ。そのうえで、経営指標の理解として、その因果関係図に自事業所の経営指標を当てはめた。その後、本日の個人ワークによる気付きの内容をグループワークで共有した。
参加者からは、「課題が横につながっている状態を可視化できた」、「課題と指標を結び付けたことで現状を直視できた」、「やってみて自分たちの足りない部分が見えてきた」、「他の事業所も同じ課題を抱えていることが分かり、仲間ができた感じがあった」といった意見や感想が出されていた。
また、自事業所の現状や課題、目指す姿などは経営者や管理者といった「個人」だけで考えるのではなく、現場職員と対話して「チーム」として考えていく必要性が再認識された。
今後、参加者は課題の内容と経営指標をもとに因果関係図を完成させ、自事業所の置かれている現状や課題を職員との対話によって「解釈」し、改善に向けてどこから取り組んでいくのか、その優先課題をピックアップしたうえで第3回目に臨む。