最新制度解説

速報(JS-Weekly)

〈厚生労働省〉

「高齢者施設等における施設内療養に関する更なる追加的支援策の対象拡大及び期間延長について」を周知

JS-Weekly No.840

ポイント

① 高齢者施設等への追加的支援、9月末日まで延長

② 追加的支援、施設内療養者1名につき15万円、最大30万円


 厚生労働省は7月22日、「高齢者施設等における施設内療養に関する更なる追加的支援策の対象拡大及び期間延長について(その2)」(事務連絡)を都道府県、指定都市および中核市の介護保険担当主管部(局)宛てに発出した。

追加的支援を9月末まで延長

 新型コロナウイルス感染症の拡大による医療機関の病床等のひっ迫などの影響を受け、やむを得ず高齢者施設等で感染した入所者が施設内で療養する状況が生じた場合には、感染対策の徹底、療養の質および体制の確保等を行うことができるよう、地域医療介護総合確保基金によるさらなる追加的支援を活用できる。

 この追加的支援の期限は、「高齢者施設等における施設内療養に関する更なる追加的支援策の対象拡大及び期間延長について」(令和4年4月8日付厚生労働省老健局高齢者支援課ほか連名事務連絡)において4月8日から7月末日までとされたが、今回の事務連絡により9月末日まで延長されることとなった。必要な対応ならびに管内市区町村および関係施設等に対する周知を要請する。

従前の追加補助制度が9月末日まで活用可能

 今回期間が延長される追加的支援は次の通り。

  • 病床ひっ迫等により、やむを得ず施設内療養を行うこととなった場合であって、必要な感染予防策を講じた上でのサービス提供等を実施した場合、施設内療養者1名につき、15万円の支援を行う補助制度を活用することができる(15日以内に入院した場合は、施設内療養期間に応じ1万円/日を日割り補助)
     なお、「高齢者施設等における施設内療養に関する更なる追加的支援策等について」(令和4年2月17日付厚生労働省老健局高齢者支援課ほか連名事務連絡)で示された追加補助制度(施設内療養者数が一定数を超える場合には、施設内療養者1名につき、さらに1万円/日(現行分とあわせて最大30万円))も、9月末日まで活用できる。
     また、まん延防止等重点措置区域等以外の区域においても、同様。

参考資料