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速報(JS-Weekly)

〈日本介護福祉士会〉

学生向け就活サイトの「底辺の職業ランキング」に対し 及川会長、公式サイトで声明

JS-Weekly No.838

ポイント

① 介護士、保育士など12職種を「底辺」とランキング

② 企画意図やランキング決定のプロセス公表を要望


就活生に向けられたその職業の社会的意義などを無視した軽率な記事に遺憾の意を表明

 公益社団法人日本介護福祉士会は7月8日、公式サイトに及川ゆりこ会長の声明を掲載した。

 内容は、新卒大学生向けの就職活動サイト「就活の教科書」(注)に掲載された「底辺の職業ランキング」について。記事では、12の職業を「底辺」としてランキング形式でまとめ、特徴などをまとめており、1位は土木・建設作業員、2位が警備スタッフ、10位が介護士、11位が保育士としている。理由として、次の点が挙げられていた。

  • 誰でもできる
  • 結婚の時、苦労する
  • 肉体労働
  • 同じことの繰り返し
  • 年収が低い

 同記事は、6月下旬にSNSで拡散され、物議を醸し、6月28日には削除されている。
(注)運営会社:株式会社Synergy Career 代表取締役社長:岡本恵典氏

 及川会長は声明で、「その職業の本質的価値を慮ることなく、ネガティブな印象を与える記事は、極めて遺憾」とし、掲載社に対し、「記事の作成の意図、発表に至った決定プロセスを明らかにし、ランキングに挙げられた職業に従事する全ての方々に対し、誠意あるコメントの発表を」と求めた。

参考資料