#物価高騰及び介護報酬の改定に関する緊急要望

　全国老人福祉施設協議会（大山知子会長）と奈良県老人福祉施設協議会（秋吉美由紀会長）は、令和7年11月27日に高市早苗内閣総理大臣に面会し、要望書「物価高騰及び介護報酬の改定に関する緊急要望」を提出した。

　また、全国老施協大山会長は、11月26日に役員とともに、木原稔内閣官房長官、小林鷹之衆議院議員・自民党政務調査会長、田村憲久衆議院議員・自民党社会保障制度調査会介護委員会会長のもとを訪れ、それぞれ同要望書を手交し陳情した。

　大山会長は、特養などの介護サービス、養護老人ホーム、軽費・ケアハウスの事業継続が困難な状況を説明した上で「公定価格の基本報酬を何とかしていただきたい」と要請。秋吉会長は、「奈良県内は5法人がリタイアするなど更にひっ迫した状況。期中改定と食事への対応について、現場から強く要望したい」と訴えた。

　要望書は、以下に絞って補正予算と期中改定による対応を求めている。

・食費の基準費用額の早急な引き上げ（基準費用額と利用者一人1日あたり食費との差額343円の是正）

・早急に賃上げに係る原資への補助（全産業平均との格差8.3万円の是正）

・介護報酬及び基準費用額について、報酬改定サイクルの中間年においては「スライド制」の仕組みの導入

　高市早苗内閣総理大臣は、奈良県の状況に驚きを見せつつ「利用者の行き場がなくなってしまう。期中改定、少しでも補正でお金がいくようにしたい」と話した。

▶木原稔内閣官房長官への陳情(令和7年11月26日)

写真は左からそのだ修光常任理事、木原稔内閣官房長官、大山知子会長

▶小林鷹之衆議院議員・自民党政務調査会長への陳情(令和7年11月26日)

写真は左から綱島由美子(福)八千代美香会常務理事、大山知子会長、小林鷹之衆議院議員・自民党政務調査会長、田邉信行理事・千葉県高齢者福祉施設協会特別顧問、綱島照雄(福)八千代美香会理事長

▶田村憲久衆議院議員・自民党社会保障制度調査会介護委員会会長への陳情(令和7年11月26日)

写真は左からそのだ修光常任理事、田村憲久衆議院議員・自民党社会保障制度調査会介護委員会会長、大山知子会長

（参考資料：https://x.gd/CxasS）