#予算・税制等に関する政策懇談会

　自由民主党は、令和7年11月18日に厚生関係団体委員会・厚生労働部会「予算・税制等に関する政策懇談会」を開催し、厚生関係10団体※からの要望聴取・意見交換を行った。

　当政策懇談会には、全国老施協（会長：大山知子）と全国介護福祉政治連盟（会長：小泉立志）の両団体を代表して、田中雅英氏（全国老施協副会長、全国介護福祉政治連盟幹事長）が出席。田中副会長は、「介護報酬への物価賃金スライド制の導入」と「食費の基準費用額の一刻も早い引き上げ」を要請した。その後の意見交換で補助金等の規模感について問われると、「全産業の平均賃金に追いつくだけの規模の大幅な引き上げがなければ介護職員は黙って去る」として切迫してる状況を訴えた。

　鬼木誠厚生労働部会長は、物価高の中で、処遇改善しなければ人が確保できない非常に苦しい状態であることを理解しているとしたうえで、「あらゆる職種、すべての従事者に対して補助金で直に届くような形でやろうとしている」と経済対策の方向性を示すとともに、厳しい予算折衝が続いていることについて必死の努力をしていくと説明した。

※全国老施協・全国介護福祉政治連盟、全国介護事業者政治連盟、日本介護支援専門員連盟、日本在宅介護協会、全国介護事業者協議会、日本認知症グループホーム協会、日本福祉用具・生活支援用具協会、日本福祉用具供給事業者連盟、全国社会福祉協議会、全国社会福祉法人政治連盟

（参考資料：https://www.roushikyo.or.jp/?p=we-page-menu-1-2&category=19325&key=21769&type=content&subkey=595418）