#医療・介護・障害福祉分野　#スピード対応

▶介護職の賃上げや施設支援等を進める姿勢

　上野賢一郎厚労相は11月7日、記者会見を開き前日の6日に行われた自民党の厚生労働部会での意見を受けて、医療・介護などの分野へのスピード対応を明言。賃上げや処遇改善、物価高への対応について言及した。

　11月6日に行われた自民党の厚生労働部会では、医療・介護、障害福祉分野における賃上げや処遇の改善、物価高への対応などを重点項目とするという意見が上がった。

　厚生労働省として、経済対策の策定に向けてどのような観点を重視して策定に取り組んでいくのか、また医療・介護分野の医療機関や介護施設への支援について、現時点での検討状況を教えてほしいとの記者の質問に対し、上野厚労相は「同会で様々な意見が出た。処遇の改善の話や経営自体の改善など、支援する必要があるといった意見が大半であると理解している」とした上で、「今般の経済対策や補正予算の中で、スピード感を持って対策を講じていきたい。また、年末の診療報酬改定等においてもそうした観点を十分に踏まえて対応していくべきだと思っている。今、政府間で様々な調整過程があるので、具体的な方向性や水準は言えないが、党内の声をしっかり反映できるような予算編成になるよう尽力する」

　と述べた。

（参考資料）

https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00866.html