最新情報

速報(JS-Weekly)

食費(基準費用額)及び食事サービスに関する調査結果を公開

#食費(基準費用額)及び食事サービスに関する調査結果

▶食費及び食事の実態に係る2つの調査結果を公開

 全国老施協は、食費及び食事サービスの実態把握を目的に実施した「食費(基準費用額)に関する調査」及び「特別養護老人ホームにおける食事サービスに関する調査」について、全国老施協HPにて公開した。調査の概要は以下のとおり。

 

▶利用者一人1日あたり食費は1,787.6円

 食費の基準費用額は令和3年8月に1,392円から1,445円に見直されて以降据え置かれている。

 「食費(基準費用額)に関する調査結果」によると、令和7年6月時点の食事提供に要する費用である利用者一人1日あたり食費は1,787.6円であり、基準費用額と比較して342.6円の差があることが分かった。この差額から、定員80名の特養(併設短期含む)を試算すると、年間約1,000万円の赤字となる。

 また、「特別養護老人ホームにおける食事サービス調査結果」によると、施設では利用者への影響が少ない取組で物価高騰への対応を行ってきたが、食事の質や量に影響する対応をせざるを得ない状況が伺えた。更に調査回答施設の77.1%が「食材料費が更に高騰した際、これ以上質を維持する工夫の余地がない」と回答している。

 2つの調査結果は、昨年度調査より一層深刻となっており、この度明らかになった極めて厳しい状況を受けて、全国老施協では、基準費用額(食費)の期中での引き上げについて、厚生労働省をはじめ各方面へ要請活動を展開している。

 調査結果等の詳細は下記参考資料を参照されたい。

(参考資料)

https://www.roushikyo.or.jp/?p=we-page-menu-1-2&category=19325&key=21767&type=content&subkey=594575