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速報(JS-Weekly)

高血圧治療のガイドラインを6年ぶりに改訂

#高血圧管理・治療ガイドライン2025 

▶降圧目標は年齢や病名によらず個人状況を配慮しながら調整を

 日本高血圧学会は8月29日、6年ぶりの改訂となる「高血圧管理・治療ガイドライン2025」を発行した。

 同学会では、新しい高血圧のガイドラインを7月25日にメディアに向けて発表している。

 今回のガイドライン作成の方針は、従来の知識中心の内容から、血圧を下げる行動につながる内容に改訂され、3部構成でまとめられている。

 第1部では、対象を国民全体や集団として公衆衛生的な内容を提示し、第2部では対象を成人の本態性高血圧患者として利用者を実地医家に、第3部では対象を二次性高血圧などを含めた特殊な病態として利用者を各種専門医としている。

 また降圧目標は、年齢によらず診察室血圧を130/80mmHg未満、家庭血圧を125/75mmHg未満としているが、ただやみくもに下げるのではなく、個別状況を考慮し、有害事象や副作用に注意しながら降圧することとしている。

(参考資料:https://www.jpnsh.jp/topics/827.html