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第1回 聞き間違いだってコミュニケーション!
第1回 聞き間違いだってコミュニケーション!
日本語は難しい! 「雨と飴」「箸と端」など同音異義語があふれている上に、東京と関西では当たり前に使われている言葉が微妙に違ったり。
この勘違いも高齢者施設で起こった実話がもとになっています。このご利用者さんは食後に必ず飴玉を食べるのが日課で、いつも大きな声で叫んでいるそうなのですが、新人の介護士さんはそれを知らなかったようです。
新人さんはちょっと恥ずかしかったかもしれませんが、ここで大事なのはご利用者さんが叫んでいるときに、急いで駆けつける姿勢です。2024年4月号の『教えて先生! 介護のかくしん』のなかであいさつの基本として「あかるく」「いつも」「さきに」「つづけて」を挙げている秋田義一先生は、コミュニケーションの基本も同じで、物おじしたり出遅れたりすることなく、すぐに反応することが大事だとおっしゃいます。善意から出たことなら、少々の勘違いなんて問題ナシ! むしろ会話がはじまるよいきっかけになります。アミちゃんは、みんなに「アメちゃん」と呼ばれて人気者になっているかもしれませんね。
2024年4、5、6月号『教えて先生! 介護のかくしん』もぜひ読み返してみてください。
取材・文=池田佳寿子、マンガ=泉沢奈々恵