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特集
認知症 こんなときどうする? のケーススタディ 〈CASE STUDY 入門編〉夕方になると家に帰りたがるA子さん
介護の仕事に追われていると、どうしても援助者からの目線になりがち。
でも、認知症の人の行動や心理の変化の理由はどこにあるのか?
できるだけ意思を尊重するにはどうしたらよいのか?
それぞれのパターンごとにしっかりと考え、認知症の方に寄り添うことは、
相手の方が生きがいをもつことにもつながり、
介護をスムーズにさせてくれることもあるのではないかと、粟田主一先生は語ります。
皆さんは、こんなときいつもどうしていますか?
この事例検討のポイントは、「関わった結果」より
「どう考えるか」その思考プロセス(ひもとき)にあります。
STEP1
困難と感じている援助者の考えや気持ちを整理します。
STEP2
認知症の人の生活場面であり、
かつ介護者の介護現場で起きるさまざまな事実を確認し、
その要因分析からそれらがもつ意味を探ります。
STEP3
事実確認と要因分析によって得た「気づき」を活かして、
認知症の人本人の気持ちや要望は何かを考え、
プランの変更や具体的な実践に活かしていきます。
認知症介護研究・研修センターひもときネットより
❶介護者の課題
❷要因分析
❸気づき
取材・文=池田佳寿子