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第114回介護保険部会が開催される
#第114回社会保障審議会介護保険部会 #介護保険部会
厚生労働省は9月19日、「第114回社会保障審議会介護保険部会」を開催した。
議題は以下の通り
1.介護情報基盤について
2.その他
▶山田副会長、介護情報基盤について意見
小泉副会長の委員退任に伴い、新たに本会から委員となった山田副会長は、以下の意見を述べた。
1.介護情報基盤について
・介護情報基盤の整備においては、介護事業者が確実に導入できるように、環境整備にかかる費用負担等の補助・支援を十分に検討いただきたい。また、介護情報基盤の整備にあたっては事前の周知が必要であり、介護DXの必要性について介護事業者の理解を得る必要がある。
・医療情報システムの安全ガイドラインに基づく適切なセキュリティ対策を講じる必要があり、システム導入にあたり具体的に方式等を明示する必要がある。特に介護ソフトが導入されていない様な小規模事業所等への配慮が必要だ。
・ケアプランデータ連携システムにおいては、機能していない地域が多く、介護保険事業者に理解・受入れが出来ていない状況にある。介護情報基盤の前段階として同システムを推進する必要があり、各地域での推進方法を検討する必要がある。また、今後の介護DXの推進にあたり、マイナンバーカードの発行やLIFEへの取組など将来に向けての課題に取り組んで行くことが必要だ。
・制度の運用に際し、各地域に既存の在宅医療・介護連携ネットワークシステム等多様な仕組みを構築されていると思われるが、それぞれの機能、役割を整理し差別化した有効な活用方法を見出す必要がある。
・国、県、自治体、利用者、医療機関等、介護事業所等が、令和8年4月1日に向けてシステム改修等に対して計画的に整備し、丁寧な説明と理解を得ながら進めていただくようお願いする。