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速報(JS-Weekly)
〈厚生労働省〉
マイナ保険証、約77万人の保険情報が未登録
JS-Weekly No.893
#マイナ保険証 #未登録 #負担割合 #発行コスト
マイナ保険証で、約77万人の保険情報が未登録
8月24日、厚生労働省は社会保障審議会の医療保険部会で、約77万人の保険情報が登録されていない状況だと報告した。
これについて厚生労働省は、被用者保険と国保組合の全保険者に対して、11月末までをめどに、情報未登録者に通知をし、マイナンバー等を提出してもらい、登録作業を行うように求めた。
同日、岸田文雄内閣総理大臣は、加藤勝信厚生労働大臣に対して、このような保険情報未登録を解消するように指示をした。
負担割合の誤表示がされる事案が判明
同日、厚生労働省は、マイナ保険証のオンライン資格確認結果において負担金割合の表示が本来の負担割合と異なる事案があることも報告した。これは、システム上の仕様の問題や正しい事務処理手順が踏まれていなかったことが原因だという。
これに対して、厚生労働省は、負担割合を修正した事案について調査し、9月上旬に調査結果をまとめて、公表する予定だとした。
現行の保険証廃止で、発行コスト100億円減との試算
同日、厚生労働省は、現行の保険証を廃止し、マイナ保険証とすることによる発行コスト削減の試算も公表した。マイナ保険証の利用登録率が65~70%まで進むと、現行の保険証よりも、発行コストが年間100~108億円削減され、利用登録率が現状の52%のままでも、年間76~82億円削減されると試算した。