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速報(JS-Weekly)
〈政府〉
熱中症対策実行計画が閣議決定
JS-Weekly No.880
#熱中症対策 #改正気候変動適応法
令和12年までに熱中症死者数半減を目指す
政府は5月30日、今後の熱中症対策を盛り込んだ実行計画を閣議決定した。従来の熱中症対策行動計画を、閣議決定の対象となる実行計画に格上げすることは、改正気候変動適応法(4月28日成立)で明記されていた。 中期的な目標としては、令和12(2030)年までに、現状※から半減することを目指す。主な内容は以下の通り。
※令和4年は1295名(5年移動平均死亡者数)
・計画期間
おおむね5年間
・推進体制
熱中症対策推進会議(議長:環境大臣)において、 計画の実施状況を確認・検証・改善、新たな施策の検討を行う。極端な高温の発生時の政府一体的な体制を構築する。
・関係者の基本的役割
国:集中的かつ計画的な熱中症対策の推進、関係府省庁間及び地方公共団体等との連携強化、熱中症と予防行動に関する理解の醸成
地方公共団体:庁内体制を整備しつつ、主体的な熱中症対策を推進
事業者:消費者等の熱中症予防につながる事業活動の実施、労働者の熱中症対策
国民:自発的な熱中症予防行動や、周囲への呼びかけ、相互の助け合いの実施
・具体的施策
- 命と健康を守るための普及啓発及び情報提供
- 高齢者、こども等の熱中症弱者のための熱中症対策
- 管理者がいる場等における熱中症対策
- 地方公共団体及び地域の関係主体における 熱中症対策
- 産業界との連携
- 熱中症対策の調査研究の推進
- 極端な高温の発生への備え
- 熱中症特別警戒情報の発表・周知と迅速な対策の実施