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速報(JS-Weekly)
介護従事者の令和7年「賃金実態調査」の結果を報告
#2025年賃金実態調査
▶他産業との格差がさらに拡大
日本介護クラフトユニオン(NCCU)は1月30日、「2025年賃金実態調査」の結果を会場とオンラインを併用した記者報告会で公表した。
本調査は、NCCUが昨年8月18日~10月10日までの期間に、組合員5,587名を対象に行ったもの。うち回答数は60.7%(3,391名)だった。
結果については、月給制組合員の賃金は平均269,194円で前年差+7,462円(+2.9%)、時給制組合員の賃金は平均145,627円で+9,723円(+7.2%)となり、時給制組合員の増加率が月給制組合員を上回るが、勤務時間の増加が収入に直結しやすい構造が背景にある。実際に時給制で働く人は人材不足にともない、勤務日数・労働時間がそれぞれ増加している。
また全産業平均との賃金格差は、これまで補助金や処遇改善政策で一時的に格差縮小が見られたが、近年に全産業の賃上げが加速したこともあり、令和5年以降再び差が拡大している。
さらに今回の調査では、物価上昇の影響について質問をしたところ「生活が苦しくなった」との回答が、月給制67.7%、時給制68.4%に達している。賃上げが社会に広がっている一方で、介護従事者は職種や雇用形態に関係なく生活が圧迫されていることが結果に出ていた。