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速報(JS-Weekly)

介護保険制度の見直しに関する意見書が確定 ~第133回 社保審・介護保険部会

#社会保障審議会第133回介護保険部会

▶山田副会長、介護保険制度の見直しに関する意見(案)について意見

 厚生労働省は12月25日、社会保障審議会第133回介護保険部会を開催した。議題は以下のとおり。

 【議題】

 1.とりまとめに向けた議論

 2.その他

 全国老施協から委員として参加した山田淳子副会長は、介護保険制度の見直しに関する意見(案)について、「意見が反映された内容になっている」と評価したうえで、以下の意見を述べた。

 人口減少、サービス需要の変化に応じたサービス提供体制の構築に関連して、「一般市等」では、需要の変化に応じたサービスを過不足なく確保する方策を予め検討しておく必要がある。第10期介護保険(支援)計画の策定のため、中山間・人口減少地域も含め、突然に介護保険サービスが使えないということがないように、都道府県、市町村、関係機関が共通の認識を持ち、地域の実情に応じた実効性のある仕組みの構築を強くお願いしたい。

 

▶介護保険部会における意見書がとりまとめられ、ホームページで公表された

 

 介護保険制度の見直しに関する意見(案)の内容については、各委員より異論は出なかったことから、25の部会で意見書として確定され、厚生労働省ホームページ上に公表された。

 

 最後に、黒田秀郎老健局長から、「今回は、『2040年に向けて』とのテーマで、全国一律の仕組みがベースの中で、中山間・人口減少地域等の地域の区分を設けて議論する初めての試みだった」との発言があった。また、一定以上所得の判断基準の見直しが第10期介護保険事業計画期間の開始前までに結論を得るとなったことについては、「厚生労働省として、本日の意見や、意見書内の課題を解いていきながら議論の準備をしていく。」と決意を示した。

 

(参考資料:https://www.roushikyo.or.jp/index.html?p=we-page-menu-1-2&category=19325&key=21769&type=contents&subkey=596810