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〈介護従事者やその家族への差別・偏見をなくそう!〉

厚労省「広がれありがとうの輪」を推進中

MONTHLY 老施協 2021.5

感染防止に取り組む関係者への感謝の輪を広げ、励まし合うことで感染症に強い社会の実現を――厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策推進本部は、法務省と共同で「#広がれありがとうの輪」プロジェクトを展開している。趣旨に賛同する組織・団体、個人にそれぞれのSNSなどで「感染予防の重要性」や「感謝の想い」を発信してもらうというもの。コロナ対策に奮闘する医療・介護関係者を応援しようと、賛同の輪が広がっている。

プロジェクト実施概要


感染防止に努める人々へ 感謝や励まし・応援を贈る

新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るうなか、日本の死亡者数が他国より抑えられてきたのは、最前線で向き合う医療従事者や高齢者施設関係者の感染防止への取り組みが大きく貢献している。感染リスクの高い高齢者と接するこれらの人々は精神的・肉体的なストレスにさらされながら懸命の対応を続けているところだが、残念ながら、一部の人々によるいわれなき差別や偏見も散見され、高齢者施設の職員やその家族に対し飲食サービスの提供や行事への参加を拒否するといった事例も報じられている。また、自分や家族を感染から守りたいという意識から日常的に無自覚になされる言動が、感染した人やその家族、感染防止や治療にあたる人々を傷つけることもある。
こうしたことを踏まえ、厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策推進本部は昨年12月4日、新型コロナウイルス感染症の感染予防を改めて呼びかけるとともに、新型コロナ感染症に関連する差別や偏見をなくすため、「#広がれありがとうの輪」プロジェクトを開始した。趣旨に賛同する組織、個人が各自のTwitterやFacebook、YouTube、ブログなどで「#広がれありがとうの輪」を用いて「感染予防の重要性」や「感謝の思い」を発信するよう協力を求めるものであり、やさしく励まし合い、どんな困難もともに乗り越えるための対話をめざす活動と位置づけられている。
現在、地方自治体や大手IT企業などが続々と同プロジェクトへの賛同と活動参加を表明している。

毎月9日は情報発信の強化を! 賛同者に協力を呼びかけ

同推進本部は今年3月、「#広がれありがとうの輪」の活動をさらに強化していくため、3月9日を新型コロナウイルス感染症の対策に取り組んでいるすべての人の人権を守ることを目的とする「思いやりやエールを送る日」とし、あわせて毎月9日を「情報発信強化日」とすることを発表した。
法務省もプロジェクトに連携し、「不安を差別につなげない」ことを呼びかける人権啓発キャンペーンを展開している。
全国老施協は、これまでホームページに「新型コロナウイルス感染症対策特設ページ」を設けるとともに、インターネット上の風評被害対策などを専門家にメールで相談できる「風評被害等のコミュニケーション対応支援サポート(JS―CS)」や、メンタル・ストレス相談サービス「JSここメン(こころメンテ)」などの各種サービスを会員等に行ってきた。こうした取り組みに加えて、「#広がれありがとうの輪」プロジェクトに賛同し、参画していく予定だ。

STOP!感染拡大

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「新型コロナ対応」 ポータルページを運営中!

全国老施協はサイト上に「新型コロナウイルス感染症対策特設ページ」を設け、必要な関連情報や感染対策に役立つマニュアル・動画等の情報提供を行っている。国による補助金や各種支援制度も紹介しており、適宜、内容をアップデートしていく予定だ。
本ページ上では、介護現場職員のためのメンタル・ストレス相談サービス「JSここメン(こころメンテ)」も実施している。産業医やカウンセラーがメールや電話、LINEチャットで相談に応じるサービスで、新型コロナウイルス感染症のためにストレスを感じている現場の介護職員をサポートする。ちょっと気になる心身の不調や、職場の人間関係などで気にかかること、深い悩み事まで、こころのことなら何でも無料で相談に応じ、秘密は厳守されるので、気軽にご活用ください。

■新型コロナウイルス感染症対策特設ページ

■JSここメン