トピックス

老施協TOPICS

2020年11月・会議ダイジェスト

2020.11 老施協 MONTHLY

法人事業

第40回総会(WEB会議)2020年10月28日(水)

冒頭の挨拶で平石朗会長は、令和3年度介護報酬改定議論が本格化してきたことに触れ、「我が国の高齢者施設での新型コロナによる死亡者数は少ない。日本の介護の質の高さを踏まえ、必ずプラス改定を実現したい。そうでなければ介護現場から人が離れていく。介護関係諸団体と連携して、現場の声を伝えていく」と訴えた。
定足数を満たした総会では、第1号議案「諸規程の変更(案)について」、第2号議案「令和元年〜2年度役員候補者名簿の承認について」の2つの議案を審議し、いずれも原案通り承認・可決された。第1号議案では、会費の規程類の改正において、旅費の実費精算やWEB会議の導入によるコスト削減が実現したことで、全国老施協の会費の一律一割減が可決された。

公益事業

第6回正副会長・委員長会議(通常)(WEB会議)2020年10月20日(火)

平石朗会長は、「介護現場の人材不足感は依然として高い。介護の仕事に夢と希望を持って入職した人の定着が大切」と述べ、この日の議題である「組織文化調査・利用者QOL調査」への協力を呼びかけた。
同調査で得られた結果は参加事業所にフィードバックされ、事業所の介護の質と経済性の向上に寄与することが期待される。回答はWEBもしくは紙で行い、調査期間は1〜2週間程度。来年2月頃、各施設へ調査結果報告書が送付される。

公益事業

第8回大会・フォーラム委員会(WEB会議)2020年10月8日(木)

WEB大会の配信について、動画作成の進捗状況が報告された。また、「令和3年度全国大会・研究会議」について、新型コロナウイルス感染症の状況次第で開催内容に変更が生じる可能性があることを踏まえ、複数の状況をシミュレーションしながら開催方法を検討していくことを確認した。

介護人材

元気高齢者(アクティブシニア)の
活用パンフレットを作成

ポイント

1)「元気高齢者(アクティブシニア)」の活用に向けて、パンフレットを作成
2)活用を検討する場合等は、地域のシルバー人材センターに問い合わせを

全国老施協は、介護現場での補助作業等の担い手として「元気高齢者(アクティブシニア)」の活用を呼びかけている。このほど、参考になるよう、パンフレット「元気高齢者(アクティブシニア)を介護の現場に! 〜準備から定着までの5ステップ〜」を作成した(全国老施協HPでダウンロード可能。ただし、会員限定)。
「令和元年度 老健事業 介護分野における元気高齢者活躍事例集(PwCコンサルティング合同会社)」から引用した事例やエピソードをもとに、アクティブシニアの受け入れに関する準備・募集・採用・育成・定着の好事例集を整理してわかりやすく示している。
公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会からも元気高齢者の活用を検討するよう協力を依頼されており、関心のある方は、最寄りのシルバー人材センターに問い合わせていただきたい。

ロボット・ICT

「介護現場のICT化に関する基礎調査」
分析結果を取りまとめ

ポイント

1)回答施設のほとんどが接続状況が整っている状態。有線・無線双方の環境を整えている事業所は約6割
2)使用頻度向上や導入をスムーズに進めるための有用な取り組みも分析

全国老施協のロボット・ICT推進委員会はこのほど、「介護現場のICT化に関する基礎調査」の分析結果を取りまとめた。
調査結果は、介護現場の実態把握に向けてロボット・ICT推進委員会が実施した「ロボット導入の実態調査に関するアンケート」をもとに分析したもの。分析の結果、「回答施設の多くは接続状況が整っており、有線・無線双方の環境を整えている事業所は約6割」「PCのOSはWindowsが最も多い一方で、タブレットはiOSが約半数を占めた」などが明らかになった。また、使用頻度を高める取り組みとして、①介護記録システムの導入、②車いす等について被介護者の状態にあわせて積極的に活用する、③スマホ・タブレットの空きを待つことなく使用できる、④改善活動を行うチーム等が組成されている――といった要素の重要性が示唆された。

研修

オンライン配信の研修開始へ!
コロナ禍に伴う企画を検討

ポイント

1)令和2年度の研修会は、いずれもWEBを活用したオンラインによる動画配信。11月から随時、開始予定
2)コロナ禍や自然災害への対応を盛り込んだ実践的プログラムを展開

全国老施協の研修委員会は現在、3つの研修会を企画している。新型コロナウイルス感染症の感染拡大対策を徹底するため、いずれの研修もWEBを活用したオンライン研修となる。
企画中のプログラムは「コロナに関する会計処理」「コロナ禍における福祉施設」「大規模災害時における高齢者福祉施設のあり方」など、これからも続く新型コロナウイルスとの戦い、そして近年頻発する大規模自然災害への対応といった高齢者福祉施設の現場にとって必須の課題をテーマにする。
ぜひ、多くの人が参加し、研修で得た知見や最新情報を現場にフィードバックしていただきたい。

老施協総研

認知症ケアの質向上に向けて
「NPI」の普及・啓発を推進

ポイント

1)今後、全国老施協は「NPI」の普及・啓発に取り組んでいく
2)NPIを用いたケアプログラムの普及にあたり、介護報酬上の加算による評価も検討されている

老施協総研運営委員会はこのほど、「BPSD (認知症の行動・心理症状)」をエビデンスに基づく科学的介護の考え方に基づいて評価する指標として、「NPI(Neuropsychiatric Inventory)」に取り組んでいくことを決定した。
NPIはBPSDの評価において国際的に広く使われており、設定項目の頻度や重症度を評価する指標。厚生労働省の介護給付費分科会でも、NPIを使ったケアの有効性を数値化したケアプログラムの普及にあたって介護報酬上の積極的な加算が検討されている。
東京都は公益財団法人東京都医学総合研究所と協働して「日本版BPSDケアプログラム」を開発しており、全国老施協も今後、同プログラムを参考にしてNPIの普及・啓発に努めていく。

災害支援に感謝状贈呈

「令和2年7月豪雨災害」支援を受けた2社を顕彰


全国老施協は「令和2年7月豪雨災害」の被災施設への支援・寄付をいただいた株式会社ピカソ美化学研究所(兵庫県西宮市)と徳武産業株式会社(香川県さぬき市)に対し、感謝状を贈呈した。
10月26日、全国老施協の種岡養一災害対策委員長が顕彰のためピカソ美化学研究所を訪問。同社代表取締役社長の八木伸夫氏に感謝状を手渡した。
ピカソ美化学研究所は「ハンドジェルEL」5,000本(150万円分)、徳武産業は「あゆみシューズ」71足(56万2,320円分)を災害支援の一環として被災施設に寄贈した。