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Pick-Up

令和3年度「中堅介護職員向け研修」「リーダー介護職員向け研修」

自らの役割を再認識してチャレンジ!
経営力を高める「階層別研修」を実施

2021.12 老施協 MONTHLY

PICK UP 4

介護事業の運営において大きな課題である「人材確保」。人材の早期離職を防ぎ、定着率を改善させ、安定した事業所運営を行ううえで欠かせないのが「人材育成」だ。中堅クラス以上をターゲットとした階層別職員研修として、全国老施協は「令和3年度中堅介護職員向け研修」を11月1日、「令和3年度リーダー介護職員向け研修」を12月1日に、いずれもオンラインで開催した。

ケーススタディでリーダーの立場を擬似体験

両研修は、全国老施協の介護人材対策委員会と株式会社リクルートHELPMAN JAPANグループ(介護業界の就業人口を増やしていくことを目的として、介護業界の正しいイメージ発信と定着率アップのために取り組むグループ)が連携して実施した。進行は同社HELPMAN JAPANグループのシニアエバンジェリスト・坂本宗庸氏が担当した。
「中堅介護職員向け研修」には全国から今後リーダーとなる職員もしくはリーダーとなって間もない中堅職員62人が参加。▷個人ワーク(自分の考えや気づきを言葉にして書き出す)、▷グループワーク(それぞれの考えや気づきを共有し、メンバー間同士で質問したりアドバイスを行う)という2つのワークを行ったのち、坂本氏による解説、振り返りという形で各セッションが進められた。

中堅介護職員向け研修 リーダー介護職員向け研修

まず坂本氏が、本研修の目的を「さまざまな視点から自分の『役割』を考え、日常の仕事・職場で新しいチャレンジができるようになること」と説明。ゴールとして「新しい視点を学ぶ」「新しい役割を考える」「日常の仕事・職場で取り組むチャレンジを決める」――を示した。
プログラムは「自己紹介」「役割を考える」「視点を変える」「期待を考える」「今後に向けて」「まとめ」という6つのセッション(図表1)で進められた。参加者からは「視点を学び体験できる有意義な講座だった」「研修により他施設とのコミュニケーションを図る機会が持てることは、とても貴重で同職種との意見交換ができてうれしい」などの声が寄せられ、実際の介護現場で起きたケーススタディに取り組み、自らがリーダーの立場となって考えることで、チームメンバーからの期待、職場で自分が果たすべき役割、今後のチャレンジ事項などへの認識を新たにした。

中堅介護職員向け研修のプログラム(6つのセッション)

リーダーの役割 メンバーとの関わり方を確認

「リーダー介護職員向け研修」も同様に、個人ワークとグループワークを軸に進められた。
同研修には、リーダー業務を任され、人材育成に携わる職員37人が参加。リーダーとして抱える悩みの共有や自分自身の過去を振り返ることを通して、自分自身の役割と施設のメンバーとの関わり方を見つめ直すプログラムに取り組んだ。
プログラムに先立ち、坂本氏が研修の目的を「リーダーとして、自分たちの実現したい姿・目標を明らかにすること」、ゴールを「自分自身をさまざまな視点から振り返り確認すること」「より良いチームのあり方を踏まえたうえでの明日からのヒントを発見すること」と説明した。
参加者は、「お互いを知る」「リーダーの悩み」「私の仕事ヒストリー」「テーマ討議」「相互レビュー」「ありたい姿」「まとめ」という7つのセッション(図表2)に取り組み、スタッフ一人ひとりの持ち味を理解したうえでサポートするとより良い関係が築けることなどを学んだ。参加者からは「今日学んだこと、感じたことを自分なりに実践していきたい」「研修を通して、自分がどうなりたいのかということを考えることができた。自分のありたい姿に向けて一歩を踏み出していきたい」などの声が寄せられた。

リーダー介護職員向け研修のプログラム(7つのセッション)