トピックス

永田町&霞が関TOPICS

制度を動かす

「世代交代」を印象づけた衆院選 各党とも新リーダー育成が課題に

2021.11 老施協 MONTHLY

法案・政策成立プロセス

政権選択の2021年衆院選は、自民党が公示前の議席を減らしたものの単独で絶対安定多数を確保し、岸田政権は継続した。ただ、党の要である甘利明幹事長が選挙区で敗北して辞任に追い込まれたほか、大阪では全敗、直近3回の衆院選と比べ接戦区も激増しており、まさに冷や汗をかく戦いとなった。
自民党の苦戦は、安倍、菅政権下の1年半以上にわたる新型コロナウイルス対策の迷走や、長年の自民1強政治に対して、有権者が不信・不満を抱いている証左だ。岸田文雄首相にとって最初のハードルを何とかクリアしたとはいえ、来年の参院選に向けて、緊張感を持った丁寧な政権運営が求められる。
首相は大型の経済対策を早急に取りまとめ、補正予算を年内に成立させる方針だ。同時に、安倍・菅政治から徐々に脱却し、独自のカラーを打ち出すことも欠かせない。総裁選や選挙戦でも掲げた「新しい資本主義」を肉付けする具体的な政策を早急に提示することも必要だ。そして何よりもコロナ対応をはじめ、山積する内政、外交の難題に取り組むには、政府、与党が一体となった体制を構築しなければならない。
一方、野党陣営は日本維新の会を除き、210以上の選挙区で候補者を一本化したが競り負けるケースが続出。立憲民主党は公示前から大幅に後退し、政権交代はおろか与野党伯仲の状況にも持ち込めなかった。共産党を加えた野党共闘の効果は限定的で、自公政権の〝敵失〟を生かせなかったのは、明らかに地力不足。強固な地方組織づくりなどが待ったなしだ。
今回の衆院選は、野田毅元自治相、原田義昭元環境相、石原伸晃元自民党幹事長、小沢一郎元民主党代表、中村喜四郎元建設相ら、与野党問わず、大物政治家の選挙区での敗北が相次ぎ、「世代交代」を印象づけた。新しい政治リーダーの育成は、各党に共通する課題だろう。(凛)

修光マーク

今月は、オンライン医療相談サービスや夜間オンコール代行サービスなどの事業を展開するドクターメイト株式会社代表取締役・青柳直樹さんをお迎えし、事業を始められた経緯やビジョンについてお話をうかがいました。

修光Style_TOP

青柳直樹
ドクターメイト株式会社代表取締役/皮膚科医

そのだ修光
全国老施協常任理事/参議院議員


全国の医療者で介護施設を支え
世界に先んじるデータベースを構築したい

介護と医療の接点になるサービスをめざす

そのだ ドクターメイトは介護施設のために、チャットと電話で医療相談ができるサービスを提供されています。医師である青柳さんは、どういう経緯でこの事業を始められたのでしょうか。

青柳 大学卒業後、千葉市の病院に勤務していたのですが、介護施設からの外来や搬送された患者さんを診て、なぜこれほど重症になるまで連れて来なかったのか、逆に、なぜこのような軽症で連れて来るのか、と疑問に感じることが多々ありました。そこで単身、介護施設を回って事情を聞き、介護と医療の接点になって介護現場での医療をサポートできるサービスがあればと思い、自分で会社を立ち上げることにしたのです。

そのだ 事業を開始されてから5年目を迎え、着実に導入施設が増えているそうですね。

青柳 現在、40都道府県の約250の施設と契約を結んでいます。茨城県とも、クラスター対策についての相談サポート事業を行っています。

そのだ 介護現場の安心につながるというだけでなく、必要のない受診を省けるとすれば、職員のその分の負担が減り、人手不足への対応として有効ですし、感染症の拡大を防ぐことにもつながります。

青柳 そのだ先生の施設では実現されているとお聞きしましたが、一般に、介護施設で夜間も含めて対応してくれる医療スタッフを確保するのは大変なことです。私たちは、夜間でも自宅にいるドクターや研究中のドクター、潜在ナースなど、全国の医療従事者で介護施設を支える形を実現したいと考えています。

データを集約し施設にフィードバック

そのだ 相談内容はどのようなものが多いのでしょうか。

青柳 昼と夜とで違います。昼間は皮膚トラブルです。赤くて痒がっている、どう対応すればいいか、受診したほうがいいか、といったことです。これに精神的なことや整形外科的なことが続きます。夜間の相談は転倒と発熱が多く、合わせると約4割を占めます。あとは嘔吐や意識の低下などについて緊急性を知りたいといったことです。もちろん、新型コロナウイルス感染症の蔓延期には、新型コロナに関する相談も多かったですね。

そのだ 医療相談を継続することで、知見が蓄積していきます。

青柳 事例に集約すれば全国の施設にフィードバックできますし、2030年には世界34か国が日本と同様の超高齢社会になると予測されるなか、先んじて取り組むことで、世界で展開できるデータベースにし得るとも考えています。

そのだ 新たな事業にチャレンジする青柳さんの今後のご活躍に期待しています。

ご要望はこちらまで

さらに詳しく知りたい方は
下記ホームページにアクセスしてください
https://shuko-sonoda.com

LINE公式アカウント
https://line.me/R/ti/p/%40psd1500s