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制度を動かす

ポスト二階に蠢き始めた「3A」 岸田氏も加わり、政局モードに突入

2021.7 老施協 MONTHLY

法案・政策成立プロセス

衆院解散・総選挙が東京五輪・パラリンピック後に持ち越される見通しとなり、自民党内は政治決戦後の総裁選や党執行部人事を見据え、蠢き始めた。とりわけ、新たに発足した議員連盟を足場に、安倍晋三前首相、麻生太郎財務相、甘利明党税制調査会長という、いわゆる「3A」の活発な動きと結束ぶりが際立つ。
5月には、甘利氏が会長を務める国内の半導体産業強化をめざす「半導体戦略推進議連」を旗揚げ、安倍、麻生両氏が最高顧問に。続いて甘利氏は次世代蓄電池の開発を支援する「バッテリー産業振興議連」も立ち上げ、安倍氏が幹部に座る。さらに超党派の「日豪議連」では、安倍、麻生両氏が最高顧問、甘利氏が顧問にそろって就任した。
3Aの狙いは、人事や公認権、カネの配分で大きな影響力を行使できる幹事長ポストの奪取だろう。歴代最長の在任記録を更新中の二階俊博幹事長を交代させ、安倍氏の出身派閥の細田派か、麻生派から出す環境整備とされ、麻生氏が「何となく政策よりは政局の顔だ」と語ったのは、党内ではジョークというよりも本音と受け止められている。
二階氏も負けてはいない。「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を結成して、自ら会長に就き、安倍氏を最高顧問に引っ張り込む。お互い「3Aは米球界ではマイナーリーグ」「トリプルAは格付けでは日本国債より上」と対抗姿勢をむき出しにする。
このほか、岸田文雄前政調会長も「新たな資本主義を創る議連」を設立。自身が口説いて安倍、麻生、甘利3氏が幹部にそろい踏みした。こちらは、3Aとの連携をテコに、「ポスト菅」へ土台を固める思惑が明らかだ。
昨年の総裁選で圧勝したとはいえ、無派閥で党内基盤が盤石ではない菅義偉首相。二階、安倍、麻生3氏に支えられる微妙な党内バランスが崩れると、政権弱体化を招きかねず、党内の主導権争いは懸念材料となりつつある。(凛)

今月の修光Style

介護・福祉の強靱化に向けて

新型コロナウイルス感染症のまん延は人と人との関わりや人の流れを抑え、経済活動を妨げるばかりか、人口減少や少子高齢化にも拍車をかけかねない重大な政治課題です。
これをいかに抑え、介護現場を守っていくか。この難題に対し、国会の場で、高齢者施設におけるPCR検査の実施、職員応援派遣体制の強化、ワクチンの接種促進の実現等に努めて参りました。
目下ワクチン接種が進みつつありますが、各高齢者施設におかれましては、高齢者、ひいては国民の生命と生活を守るため、引き続きのご対応をお願いいたします。
今回の介護報酬改定をもって全国老施協が提唱した科学的介護の導入が本格化することになります。
介護現場にICT(情報通信技術)機器などの導入を進め、文書業務のデジタル化などで負担を軽減し、介護職がヒューマンケアに集中することで、より質の高い介護サービスを提供できる職場環境をつくることは、ともすれば誤った負のイメージを持たれがちな介護の仕事の新たな姿や魅力、価値を広く世の中に発信し、若者に憧れられるような仕事にしていくことにもつなげられるはずです。
政府が目指す「介護離職ゼロ」を達成するには、介護・福祉を量・質ともに充実させていかなければなりません。
政府の「骨太の方針2020」や「成長戦略実行計画」等が出揃い、次年度予算の編成も始まります。
介護が必要となっても最期の瞬間まで自分らしく生きられる社会、「長生きしてよかった!」と心から思える社会を目指し、共に歩んで参りましょう。

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