速報

〈コラム〉

認知症BPSDケアプログラムにおける取り組み実践事例⑧

JS-Weekly No.822

「3つのポイント」

BPSDケアプログラムインストラクター 佐藤 勝宣
デイサービスすずらん梅丘 管理者

私の職場でこのプログラムを導入し5年程が経ちます。
今では効果を実感し、「より質の高いケアにはこのプログラムは必要不可欠」と断言できるほどです。
できれば丁寧に効果などをお伝えしたいのですが、挙げるとキリがありません。ですので、私からはプログラムの効果を発揮する為に重要な3つのポイントをお伝え致します。

①行動・心理症状は大事なSOSのメッセージ
行動・心理症状の捉え方を変える事で、その方が何に困り不安などを感じているか理解をしやすくなります。認知症だからSOSを出しているという訳ではなく、人であれば誰しも感じる事という視点も大事です。
②ケアチームの視点と対応を揃える
プログラムを使う事により、客観的な視点の共有(情報共有)と統一された対応を行えるようになりました。誰が対応しても、その人にとって必要な対応が実現されたのです。統一した対応により、激的に様子が変わる利用者さんもいました。
③ケアのやりっぱなしをしない
以前はケアの方法を新しく決めても、やりっぱなしになる事が多かったのですが、このプログラムは一連の流れを一つのサイクルとして行う為、やりっぱなしになりにくいです。そして、やりっぱなしが起きない事で、行ったケアがその人にとって必要なのかどうかが良くわかるようになりました。

上記のポイントを重要とは言ったものの、皆さんも職場で既に耳にしていたり、行っているのではないでしょうか。しかし、これらをプログラムの中で改めて行う事で、今まで以上のケアの効果が得られるのです。私もプログラム導入当初は「今までやってきた事なのに効果あるの?」と懐疑的な気持ちがあったのですが、実施したところ目から鱗のような効果を目の当たりにして、自身が間違っていたことを痛感しました。
ですので、皆さんにもプログラムの効果を実感してもらえるように、是非ともこのポイントを抑えて実施して頂ければと思います。