速報

〈財務省〉

財務省が介護職の賃金引き上げについて 実効的な仕組みを検討

JS-Weekly No.805

財政制度等審議会財政制度分科会

ポイント

① 介護報酬の「分配のあり方を見直す必要がある」

② 処遇改善加算が賃金引き上げにつながらなかったと指摘


介護職員の賃金水準の低さを強調

財務省の財政制度等審議会財政制度分科会は11月8日、社会保障について議論した。介護職の賃金引き上げなどについて言及している。
まず、医療・福祉分野の雇用者全体に占める女性・非正規雇用労働者の割合が多いことについて触れ、「国による分配機能を強化し、処遇の改善を図ることは意義がある」との見解を示した。
これに関連して、医療・福祉の分野で賃金水準が低いのは、女性・非正規雇用労働者の割合が多い保育士や介護職員であると主張。2020年の介護職員の平均月収は29万3,000円、保育士(女性)は30万2,000円で、全産業の平均賃金35万2,000円を下回っていると指摘した。そのうえで労働分配率は日本の医療・福祉分野は他国に比べて相対的に低いとして、分配機能を強化する観点から「診療報酬・介護報酬をはじめ、分配のあり方を見直す必要がある」と主張している。

参考資料

出典:財務省